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【グロ55】グローバル5.5倍バランスの5月度の値動きについて【マンスリーレポート】

 

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グローバル5.5倍バランスの5月度のマンスリーレポートが公開されました。コロナショックからの反発で3月後半から急上昇してきたグローバル5.5倍バランスですが、5月は買いが一服したのか少し横ばいが続きました。新型コロナウイルスや米中問題が懸念される中での各資産は、基準価額へどのように寄与したのでしょうか。

 

また、グローバル5.5倍バランスの株式部分と債券部分は「分散比率を変更する運用」である事がわかりましたので、先月からの変更内容も併せて確認していきます。

 

5月度のグローバル5.5倍バランス

米中問題の再熱が市場を不安定に

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出典:日興アセットマネジメント

 

5月は経済活動再開や新型コロナウイルスワクチンの進展などの期待感からリスク回避姿勢が和らぎ、株式は総じて好調でした。しかし国家安全法を香港に強制する中国に対してトランプ大統領が猛烈に批判した事で、米中の緊張が高まり一時米国株式は下落しました。

 

米中が不穏な動きなので暫く市場は様子見ムードになりましたが、欧州での移動制限緩和やブラジルやメキシコでの相次ぐ利下げにより、欧州株式や新興国株式が上昇した事で、世界株式はトータルではプラスへ寄与しています。

 

一方、世界REITに関しては相変わらず軟調な動きです。テレワークの普及により都心部オフィスの空室率が上昇していたり、不動産の決算発表が予想を下回ったりで、日本だけでなく米国・欧州も総じて不調と言えます。唯一、オーストラリアREITは長期金利の低下により利回りの高いREITへ資金が流入しており、価格が上昇していました。

 

先進国債券は微細な値動きで安定しているように見えますが、5月は10年米国債の利回りが上昇したため債券価格が下落。欧州債券市場も株式市場が好調で、リスク選好姿勢が強まったため債券がやや下落基調でした。金については前月比でほとんど変わっていません。

 

資産内訳の変化

グローバル5.5倍バランスは基本的に「資産配分比率は固定」ですが、世界株式と先進国債券については、配分比率内での「分散比率は変動」します。株式部分については全世界の株式指数である「MSCI ACEI指数」を参考に、国際分散比率を変更して市場平均に揃え、債券部分について投資先の地域の比率を同率にせず、実際の市場を再現するように比率を変更して投資しています。5月はどのように変化したのでしょうか。

 

 

世界株式100%

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出典:日興アセットマネジメント

 

5月は米国株式が好調だったためS&P500に少し寄せたくらいで、大きく分散比率を変更していません。日本株式も5月は悪くありませんでしたが、グローバル5.5倍バランスはグローバル3倍3分法と違ってジャパンバイアスがかかってないので、そこは一貫してブレないようですね。

 

世界REIT25%

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出典:日興アセットマネジメント

 

REITに関しては分散比率変動の情報は今のところありません。現時点では上記5ヵ国への投資で固定のようですが、分散比率については若干のブレ幅があるようです。REITは配分比率25%なので、下落しても影響があまり大きくない点はグローバル3倍3分法より安定感がありますね。

 

先進国債券400%

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出典:日興アセットマネジメント

 

債券は米国国債先物2年へ大幅に寄せてきました。レポートによると10年国債は利回り上昇で債券価格は下落しましたが、2年国債は利回り低下で債券価格が上昇しているとの判断から、2年国債の比率を高めたようです。一方、欧州債券市場はリスク回避姿勢が高まっているため、債券価格の下落を見込んでフランス・ドイツ国債は比率を下げています。

 

債券から資金が流出しやすいリスクオン相場で、債券400%を調整して収益を出そうとするのはかなり大変そうですが、運用担当のグローバル債券チームには引き続き頑張ってもらいたいところですね。

 

金25%

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出典:日興アセットマネジメント

 

コモディティ市況は、経済活動再開による需要から原油価格が上昇したり、天候要因で天然ガスの価格が下落したりと一部商品で動きはありましたが、金については目立った動きはありませんでした。

 

5月の基準価額騰落の要因分解

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出典:日興アセットマネジメント

 

5月は4月ほど世界株式・世界REITともに大きな値動きはありませんでしたが、世界株式「+275円」、世界REIT「+83円」とプラス寄与でした。

 

逆にリスクオン相場により債券と金はマイナス寄与となり、先進国債券「-108円」、金「-7円」です。その他要因として為替変動や信託報酬などで「+6円」となっており、最終的なファンドの基準価額は「+249円」で5月を終えました。

 

まとめ

5月のグローバル5.5倍バランスは、債券価格の下落にやや引っ張られましたが、株式とREITで上手い事フォロー出来ている感じでした。今後のリスクオン相場における債券の使い方に期待したいところです。

 

直近の大きな出来事としては、米連邦公開市場委員会(FOMC)により据え置きとなった米政策金利と今後のネガティブな見通し、経済活動再開による新型コロナウイルス第二波の懸念であり、6月はすでに市場が荒れ気味です。

 

グローバル5.5倍バランスは2月に誕生してから今日に至るまで過酷な試練を与えられまくっており、波乱万丈の船出となっていますが、相変わらず退屈しないファンドだと思います。