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【アクティブ運用】グローバル5.5倍バランスの債券部分は金利上昇局面に対抗出来るか【先進国債券市場】

 

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リーマンショック後に0.00~0.25%だった米政策金利は、好景気により2016年から段階的に利上げされ2019年には2.25~2.50%まで上昇。しかしその後は利下げが続き、コロナショックによる緊急利下げで一気にリーマンショック後の水準に逆戻りしました。ここから金利が再び上昇すると債券に悪影響を及ぼすので、ゼロ金利状態を永遠に維持してくれるとありがたいのですが、まぁそんな上手い話はないですよね。

 

こちらの記事では、米国で利上げが始まると米国国債が値下がりするので、米国国債を投資対象としたレバレッジ型バランスファンドはリターンが鈍る可能性について考察しました。これは別に米国の債券に270%投資するUSA360こと楽天・米国レバレッジバランスに限った話ではなく、日本・米国・ドイツ・英国・豪州の先進国債券に40%ずつ投資するグローバル3倍3分法も同様であると考えています。

 

USA360もグローバル3倍3分法も債券部分については投資比率固定のインデックス運用なので、債券価格の下落に関してはモロに影響を食らいます。では債券部分をインデックス運用せず、投資比率をアクティブに変更する「グローバル5.5倍バランス」は、金利上昇局面でどのような値動きが期待されるのでしょうか。

 

グローバル5.5倍バランスの債券運用

株式と債券のアクティブ運用について

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グローバル5.5倍バランスはグローバル3倍3分法のように株式や債券を国際分散していますが、グローバル3倍3分法の生みの親である日興アセットマネジメントの有賀潤一郎さんのインタビューによると、

 

【株式部分】
全世界の株式指数である「MSCI ACEI指数」を参考に、国際分散比率を変更して市場平均に揃えて投資している。

 

【債券部分】
投資先の地域の比率を同率にせず、実際の市場を再現するように比率を変更して投資している。

 

と明言しており、株式と債券についてはアクティブ運用である事が確定しました。

 

よって債券部分については、グローバル5.5倍バランスの運用を任されている「グローバル債券チーム」がアクティブに運用しています。債券部分400%内で地域の投資比率をコントロールしているため、上昇する金利や市場環境を的確にとらえ、世界の債券市場で条件の良い投資先を見つけ出してくれる可能性があります。

 

2月~4月の債券運用実績

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コロナショック初動の2月後半にかけて株式とREITは下落しましたが、先進国債券は上昇しており債券部分は「+607円」の寄与。大暴落本番だった3月は、株式・REIT・債券・金の4資産同時下落となりましたが、債券部分だけは「+562円」の寄与と健闘しています。反発後は株式・REIT・金の上昇の邪魔にならないように債券をコントロールして「-2円」の寄与でした。

 

2月~4月で基準価額に一番寄与した資産は、設定来で「+1167円」という債券部分であり、グローバル債券チームの債券アクティブ運用は結構期待が出来そうです。これなら金利上昇局面でも債券を上手くコントロールしてくれそうな気がしますね。

 

まとめ

債券に多く投資するレバレッジ型バランスファンドは、2018年10月4日に設定されたグローバル3倍3分法が最初であり、以降様々なファンドが登場しました。しかしそれらファンドは今だかつて大きな金利上昇局面に遭遇していません。

 

今は好調でも金利上昇局面で値下がりが容易に想像出来る「債券に大きなレバレッジをかけたファンド」なんて、危険すぎて投資に値しないという人が非常に多いのも頷けますし、実際私もそう思います。ぶっちゃけグローバル3倍3分法は金利上昇に耐えられるかどうかちょっと不安だったりします。

 

しかし債券部分がインデックス運用でなくアクティブ運用ならあるいは?という期待がグローバル5.5倍バランスにはありますので、是非金利上昇と壮絶な戦いを繰り広げて、そして勝って欲しいですね。個人的にはグローバル3倍3分法よりも後発のグローバル5.5倍バランスの方が最近魅力的に感じてます。