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【グロ55】グローバル5.5倍バランスは株式部分もアクティブ運用か【ゴーゴー・バランス】

 

 

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グローバル5.5倍バランスは「世界株式100%・世界REIT25%・先進国国債400%・金25%」の合計550%に分散投資するレバレッジ型バランスファンドであり、インデックス運用するグローバル3倍3分法と違って、債券部分をアクティブ運用している事が2ヵ月目のマンスリーレポートで判明しました。

 

運用するのは日興アセットマネジメントの「債券運用部 グローバル債券チーム」という債券運用のスペシャリストで、コロナショックで大暴落となったインデックス運用の世界株式・世界REITをアクティブ運用の先進国債券で上手くコントロールしました。大きく下落はしたものの、反発からの戻しは大きく、3月19日に5997円まで下がった基準価額は5月18日時点で8687円まで回復しました。

 

そして先日の5月12日に運用から3ヵ月経過となり、マンスリーレポートが公開。2ヵ月目のレポートで債券をアクティブ運用している事はわかりましたが、私は疑り深いので念のため3ヵ月目のレポートでも確認する事にしました。それでは早速見ていきましょう。

 

グローバル5.5倍バランスの3ヵ月目

コロナショックから持ち直す

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出典:日興アセットマネジメント

 

3月初旬からの4資産同時下落により直滑降となりましたが、反発後は4資産同時上昇で順調に推移しています。世界株式に比べて世界REITは軟調ですが、配分25%が今後どれくらい基準価額に影響してくるか気になるところです。3月~4月で言えば単純に40%下がって30%上がった感じなので、値動きの大きさはやはり半端ないですね。

 

3ヵ月目の資産内訳はどうなったか

前回の検証では、世界株式・世界REIT・金の内訳は変わらず、先進国債券は内訳や投資比率がガラリと変わりました。よって債券部分はアクティブ運用、グローバル5.5倍バランスはインデックスとアクティブを組み合わせたファンドであるところまで確認出来ました。しかしたった2ヵ月分のマンスリーレポートでは確信が持てないので、3ヵ月目のマンスリーレポートでも資産内訳を確認していきます。

 

世界株式100%

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出典:日興アセットマネジメント

 

世界株式が銘柄と比率を微妙に変えてきました。欧州株先物の比率を下げて新たに「英国株先物」を追加しています。まさか世界株式も100%内でフリーダムに銘柄変更を行うアクティブ運用なのでしょうか。前回「S&P500:60%、ストック欧州600:20%、MSCIエマージング:15%、TOPIX:5%」という予想をしましたが、あっさり裏切られてしまいましたよ。オィオィ、これは一体どういう事だってばよ?

 

世界REIT25%

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出典:日興アセットマネジメント

 

ETF(上場投資信託)に投資する世界REIT部分は、銘柄変更なし、比率少々変化ありという事でほぼほぼ固定でしょうか。でも世界株式はあっさり銘柄変更してきたので、世界REITも普通に変更してきそうな予感がしますね。ちょっと謎が深まってきました。

 

先進国債券400%

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出典:日興アセットマネジメント

 

債券は銘柄変更はありませんでしたが、比率をガンガン変更しています。4月の債券市場に対する運用コメントから察するに、利回りが上昇(債券価格下落)している国債は保有率を下げて、利回りが低下(債券価格上昇)している国債は保有率を上げているように読み取れました。株式が好調の時は逆相関である債券は不調になる傾向があるので、債券の保有率をアクティブ運用で上手くコントロールしているようですね。

 

金25%

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出典:日興アセットマネジメント

 

金部分はステイホームです。4月上旬は値上がり傾向にありましたが、中旬から下旬にかけては軟調です。

 

4月の基準価額騰落の要因分解

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出典:日興アセットマネジメント

 

4月は世界株式・世界REIT・金が上昇。一方、本来下がるはずの先進国債券を「-2円」に抑えた事で全体的に大きくプラスとなりました。債券部分がアクティブ運用だとこういう芸当も出来るんですね。設定来では世界株式と世界REITのマイナスを債券で埋めているので、グローバル5.5倍バランスはグローバル債券チームがアクティブ運用する先進国債券が肝となりそうです。

 

まとめ

グローバル5.5倍バランスの3ヵ月目のマンスリーレポートによって、債券部分は間違いなく「アクティブ運用」である事が確認出来ましたが、今回新たに世界株式に銘柄が追加された事で、株式部分もアクティブ運用の可能性が浮上しました。

 

日興アセットマネジメントが公開する「しっかり理解するためのOnePoint5.5倍バランス」という特別レポートではグローバル5.5倍バランスはファンドマネージャーに配分比率の変更の裁量を与えない、いわゆる「ルールベース」の運用を行う商品であり、指数(インデックス)をベースとした設計である、という記載がありましたが、これを今回のマンスリーレポートと組み合わせて紐解くと、

 

●資産配分比率は「株式100%・REIT25%・債券400%・金25%」で固定。

●投資対象は指数(インデックス)先物やETF。

●但し銘柄や投資比率は資産配分比率内でアクティブ運用。

 

という感じに読み取れます。世界株式・世界REIT・先進国債券については固定配分比率内で色々変更される可能性が高そうですね。今回世界REITに関しては銘柄変更がありませんでしたので、次月以降のマンスリーレポートでそれが明らかになるかもしれません。残念ながら今回の検証はここまでとなりそうです。