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【グロ55】グローバル5.5倍バランスは債券先物をアクティブ運用していた件【マンスリーレポート】

 

 

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2020年2月12日から運用が開始されたグローバル5.5倍バランスですが、先日4月12日で無事2ヵ月目を迎える事が出来ました。コロナショックにより基準価額は急落し、繰上償還のボーダーラインである純資産総額10億円に近づく展開となり一時期ヒヤリとしましたが、2020年4月13日時点での基準価額は8620円、純資産総額は49億円と、現在は反発を得て安定した時期に入りつつあります。

 

そんなグロ55ですが、1ヵ月目のマンスリーレポートにて公開された資産内訳は中々謎が深い割合となっており、株式100%・REIT25%・債券400%・金25%の4資産の配分比率は固定で、内訳がアクティブに変動するファンドなのではないか?という憶測が出ていました。

 

結局のところ1ヵ月目のマンスリーレポートでははっきりした事がわからず、2ヵ月目のマンスリーレポートではっきりするだろうという見解でしたが、日興アセットマネジメントはちゃんと日程を守って2ヵ月目のマンスリーレポートを公開してくれました。いい仕事してますね。それでは早速比較してみたいと思います。

 

2ヵ月目のマンスリーレポート

コロナショックにより大打撃

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出典:日興アセットマネジメント

 

1ヵ月目のマンスリーレポートはコロナショック序盤でしたので、そこまで過激なチャートではありませんでしたが、2ヵ月目は流石にエグいチャートになってます。普段ブログに貼ってるチャート画像って横長なんですけど、グロ55は見事に縦長です。

 

パッと見でわかる-40%の下落、そして+20%の上昇という非常に大きい値動きをしており、5.5倍というレバレッジの恐ろしさを体現したかのようなチャートです。基準価額10000円で100万円投資していたら、2ヵ月間で「100万円→60万円→80万円」という動きになるので、めちゃくちゃ心臓によろしくないファンドですね。

 

気になる2ヵ月目の資産内訳

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出典:日興アセットマネジメント

 

では本題の資産内訳です。グロ55の運用は4資産への分散投資であり、「株式100%・REIT25%・債券400%・金25%」の配分比率は固定です。それぞれの資産内訳を1ヵ月目と2ヵ月目で比較して、投資先の比率は変化しているのでしょうか?

 

世界株式100%

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出典:日興アセットマネジメント

 

株式部分については指数連動のインデックス投資であり、銘柄は変化なし、比率は少々変化ありです。とはいえ数%のブレ幅なので、おおよそ「S&P500:60%、ストック欧州600:20%、MSCIエマージング:15%、TOPIX:5%」という配分だと予想されます。

 

世界REIT25%

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出典:日興アセットマネジメント

 

REIT部分はETF(上場投資信託)への投資で、こちらも銘柄は変化なし、比率は少々変化ありです。おおよそ「米国REIT:16%、オーストラリアREIT:3%、英国REIT:2.5%、日本REIT:2.5%、シンガポールREIT:1%」という配分だと予想されます。

 

先進国債券400%

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出典:日興アセットマネジメント

 

債券部分は銘柄と比率に明らかな変化がありました。銘柄については国内外の国債先物に加えて「日本国債現物」が追加され、各国国債の比率は大きく変化しています。これではっきりとわかった事は、グロ55を運用する担当部署は「債券運用部 グローバル債券チーム」という事で、債券部分については400%内でアクティブ運用」をしているという事です。

 

●債券運用部 グローバル債券チーム

グローバル債券チームは、主として為替並びに世界の公社債を投資対象とし、通貨リスク、金利リスク、信用リスクをコントロールしつつインカム収益および円ベースでのトータル・リターンを獲得することを基本としています。通貨戦略、金利戦略、債権国配分戦略などを担当しており、グローバル債券アクティブ運用などの優れた商品を投資家にご提供することを使命としています。

 

金25%

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出典:日興アセットマネジメント

 

金部分は、金先物に投資しており、銘柄は変化なし、比率は少々変化ありです。

 

グローバル債券チームの実力

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出典:日興アセットマネジメント

 

グロ55の基準価額の要因分解(寄与額)を見ると、コロナショック序盤の2月と終盤の3月で債券部分だけが2ヵ月連続でプラスです。4資産一斉に下落したはずですが、債券先物のアクティブ運用で他資産をフォローしています。まぁそれでも株式とREITの下がる勢いは食い止められなかったというのは事実ですが、アクティブ運用していなければもっと下がっていたかもしれません。

 

とりあえずグローバル債券チームは、コロナショックでもプラスの寄与額を生み出した債券のスペシャリストである事がよくわかりました。信託報酬1.089%(税込)でアクティブファンド並だと思っていたら、部分的ではありますが本当にアクティブファンドでしたね。

 

まとめ

株式部分 → インデックス

REIT部分 → ETF買うだけ

債券部分 → アクティブ

金部分  → 先物取引

 

グローバル5.5倍バランスはグローバル3倍3分法のようなインデックス投資ではなく、「インデックスとアクティブを組み合わせたファンド」という事がわかりました。特に債券部分は資産550%の内の400%を担う重要な部分であり、そこを債券のスペシャリストであるグローバル債券チームがアクティブ運用する事で、インデックス運用をフォローしながら収益の獲得をめざす、と言ったところでしょうか。個人的にグロ3より面白みがあり納得のいく運用だったので、引き続き積立投資の対象にしようと思います。

 

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