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【生まれた瞬間】グローバル5.5倍バランスの基準価額の推移について【コロナショック】

 

 

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2020年2月12日から運用が開始されたグローバル5.5倍バランスファンドですが、9日後の2月21日から始まったコロナショックにより大きく下落しました。運用が始まる前の段階で「非常にリスキーな投資信託」である事は口酸っぱく語られていましたので、実際にコロナショックで大きく下落しても「ですよねー」って感じでした。グローバル3倍3分法と同様に全資産が一斉に暴落すれば、レバレッジがかかっている分最大ドローダウンが大きくなるのはアホガールでもわかりますからね。

 

そんなグローバル5.5倍バランスですが、やはりコロナショックによる大きな下落は見て見ぬふりは出来ないと判断したのか、「俺たちの戦いはこれからだ」的な意味で4月2日に基準価額推移のお知らせを出してました。まぁ出航していきなり-40%食らってますので、色々説明しておかないと資金が逃げちゃいますからね。しょうがないね。

 

グローバル5.5倍バランスの基準価額の推移

設定来の騰落率

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グロ55は2月21日の最高値「10294円」から下落開始となり、売りが落ち着いた3月19日時点では「5997円」と-41.74%の下落でした。ちなみにeMAXIS Slim米国株式(S&P500)は最高値から-34.44%の下落であり、グロ55は株式100%ファンドより下落率が大きいという結果になりました。

 

しかし19日の反発後から31日までの間に、グロ55は「5997円→8059円」と+34.38%戻しており、対してeMAXIS Slim米国株式(S&P500)の戻しは+15.49%でした。下がるときも上がるときも株式100%より速い、まさにハイリスクハイリターンを体現したクレイジーなファンドですね。

 

債券と金が意外と効いてる

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出典:日興アセットマネジメント

 

コロナショックが始まったタイミングでは、世界株式と世界REITが売られ、安全資産である債券と金が買われていたため下落はマイルドでした。しかしネガティブニュースが連日続いたため債券も金も徐々に売られる展開へ。最終的にはリーマンショックのような全資産同時下落となり、グロ55は一気に奈落へ堕ちていきました。

 

この大暴落を世界は指をくわえて見ているわけにはいかず、緊急利下げや資金供給など大規模な金融緩和を決定した事で、19日を境に世界の金融市場は大きく反発しました。株式・REIT・債券・金が一斉に上昇を開始した事で、グロ55の基準価額も大きく回復し、設定来の各資産騰落率は株式とREITはマイナスでしたが、債券と金はプラスの状態まで持ち直しました。

 

金は成長性がないので個人的にはあまり持ちたくない資産なのですが、コロナショックによる金の騰落率が+4.2%という結果から、一応「有事の金」として防御にちゃんと貢献している事がよくわかりました。過信は禁物ですが、少し混ぜとくだけで効果は高いようですね。

 

グローバル5.5倍バランスの暴落シミュレーション

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出典:日興アセットマネジメント

 

今回のコロナショックで大きく下がった基準価額が「いつ下落前の水準に戻るか」は現在のところわかりませんが、リーマンショック時のシミュレーションでは「約18ヵ月」で戻しており、世界株式は「56ヵ月」、世界REITは「62ヵ月」という検証結果になっていました。

 

とはいえ、このシミュレーションは底が確定した状態からの戻しになりますので、コロナ騒ぎがダラダラ続いている現在ではあまり参考になりません。わかることは株式とREITよりは回復が速いだろうという見込みであり、底で仕込めば大きな利益が期待出来るという事ですか。まぁ底はどこやねんって感じではありますが。

 

グローバル5.5倍バランスの特性

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出典:日興アセットマネジメント

 

グロ55の特性は「先物取引の積極活用」、「分散投資」、「リバランス効果」となっていますが、5.5倍のレバレッジにより、有事の際はとにかく値動きが大きいです。今回のコロナショックでわかった事は、下落も上昇も普通のバランスファンドより明らかに大きく、投資信託の中ではハイリスクハイリターンなファンドである事です。特性が複合的にプラスへ働く事で、長期的に見れば利益が出ると期待されていますが、その特性やリスクを許容出来ないと超危険です。

 

結論から言って、グローバル5.5倍バランスはレバレッジの仕組みを理解していない人が投資するファンドではありません。FXで「殺人通貨」と言われる「ポンド円」を触るようなものであり、単純に値動きが荒すぎてビビります。

 

5chのスレで2月12日の運用開始時に1億円投資した人がおり、運用して間もなくは順調に上昇していたので21日の時点で294万円の利益が出てました。しかしコロナショックで-4000万円の含み損を抱えるハメになり、怖くなって損切りしたという伝説があります。本当に1億円ぶち込んだのかどうかはわかりませんが、安易に手を出すと痛い目にあいます。別にこれはグロ55に限った話じゃないんですけど、レバレッジがかかっている商品に手を出すという事は、それ相応のリスクを覚悟の上で投資しましょうねって話です。

 

グローバル5.5倍バランスの投資状況

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底がわからないので、状況を見ながらスポット買いしてます。景気後退が始まるか否かの瀬戸際なので、今の段階でスポット買いするのも正直躊躇う段階ではありますが、仮にここから下げて2番底作ってきたら倍プッシュするだけだと思います。

 

しかしそうなると怖いのは「繰上償還」ですね。純資産総額が10億円割ると償還されてしまうので、2番底つけた状態でどうなっているかが今一番気になるところです。4月3日現在42億円と順調に増えてはいますが、コロナショックで一気に13億円流出したので、はたしてどうなる事やらって感じです。とは言えUSA360よりは上なんですけどね。USA360人気なさすぎだろ常考。

 

まとめ

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出典:日興アセットマネジメント

 

グローバル5.5倍バランスはコロナショックで高値から-40%超の大暴落となりましたが、短期間で半値戻しとなっており、日興アセットマネジメント的には予想の範疇という認識です。

 

「株式+REIT」の合計が125%、「債券+金」の合計が425%という資産配分は、「株式+REIT」の値動きの大きさと「債券+金」の値動きが大まかに同じ程度になる事を目指したものであり、一方が値下がりしても、もう一方が値上がりする事を期待しての資産配分だと説明されています。

 

ハイリスクハイリターンではありますが、個人的には非常に面白みのあるファンドだと思っています。期待してたオールウェザーのような値動きにはなりませんでしたが、短期間で半値戻しした強さは折り紙付きです。私の現在の投資方針として、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)とグローバル3倍3分法は完全に自動積立となってますが、グローバル5.5倍バランスは引き続き手動で対応していく予定です。