つみたてパラダイム

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【NISAは】令和2年度税制改正大綱のNISA制度について【オマケ】

 

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令和元年12月12日、自由民主党・公明党は令和2年度の税制改正大綱を公表しました。A4判で121ページというかなりのボリュームですが、NISAに関しては数ページしか触れていませんでした。まぁ国としては税軽減よりも税加重の方が意欲的なので、NISAごときに構っている暇はないという現れでしょう。国民から搾って搾ってカラカラになってもなお搾り続けるという鬼畜仕様は、まるで干しブドウを搾って作り上げるドイツの貴腐ワイン「トロッケンベーレンアウスレーゼ」を彷彿とさせます。

 

10年ものは高すぎて手が出ないぞ

 

税制改正大綱のNISA制度に関する内容

NISA制度の見直し・延長

経済成長に必要な成長資金の供給を促すとともに、人生100年時代にふさわしい家計の安定的な資産形成を支援していく観点から、NISA制度について、少額からの積立・分散投資をさらに促進する方向で制度の見直しを行いつつ、口座開設可能期間を延長する。

 

ということで2023年で一般NISAは終了となりますが、2024年から5年延長、制度を見直して検討していた「2階建て」を投入してきます。2階建ては予告通り、1階部分はつみたてNISAと同様、2階部分は現行の一般NISAから高レバレッジ投資信託などリスク高めの商品を除外したものが投資対象となります。

 

はっきりと「レバレッジ型はダメ」と言い切ってきましたので、グローバル3倍3分法やUSA360は新制度のNISAでは買付出来ないでしょう。ただ3倍~3.6倍が高レバレッジかと言われたら、FXの25倍に比べれば低レバレッジなほうだと思うんですけどね。まぁレバレッジというだけで嫌な顔されるので、2024年以降はおとなしく特定口座で買付することになると思われます。

 

そうなると2階部分で何を買付するのか?という話になりますが、結局株の短期売買に使われるのがオチなんじゃないでしょうか。短期売買したければ1階で20万円分つみたてNISAしてからやれ、というヤ〇ザのみかじめ料的な展開です。現行一般NISAは富裕層の税優遇と批判されていますが、今度は2階建てで政府と証券会社の癒着と批判されてもおかしくないというか、もうそうにしか見えませんがな。

 

つみたてNISAは延長

非課税期間20年の現行つみたてNISAは、勘定設定期間が2037年12月31日から2042年12月31日までとなり、5年延長されました。一般NISAに比べてこちらはまともな改正です。本来であれば2020年から始めると非課税投資期間は残り18年でした。しかし5年延長されたことで、2023年までに始めれば20年間非課税枠が約束されたのはでかいです。

 

残念ながら「いつ始めても20年」という内容については今回触れられていないので、今後の検討が期待されます。現在のヤングメンがつみたてNISAを20年出来ないのは不公平なので、「いつ始めても20年」はそのうち決まるとは思いますけどね。とりあえず今のところは「つみたてNISAは2023年までに始めよう」という認識でOKでしょう。

 

ジュニアNISAは廃止

ジュニアNISAは利用実績が乏しいということで延長は特になく、新規口座開設は2023年で終了となります。この時点で少子化が深刻であることが容易にわかってしまい、日本の将来が聊か不安になりますが、もはや致し方ないという感じでしょうか。

 

まぁジュニアNISAは18歳未満で出金すると課税対象になったり、損益通算出来なかったり、贈与税の対象になったりで、メリットよりデメリットが多すぎて使いにくい事で有名でしたから、少子化以前に制度が微妙過ぎて人気がなかったというのも原因でしょう。近年増殖したなろう系主人公みたいに、いらない設定が多すぎなんですよね。

 

まとめ

令和2年度の税制改正大綱のNISA制度の詳細は、

 

●一般NISA・ジュニアNISAは2023年で終了。

●2024年からNISAの新制度「2階建て」開始。

●つみたてNISAが5年延長。

 

という結果でした。個人的に朗報だったのはつみたてNISAだけでしたね。