つみたてパラダイム

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【円奏会】東京海上・円資産バランスファンド(3倍型)が2019年12月24日から運用開始【三重奏】

 

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2018年10月に日興アセットマネジメントが設定した「グローバル3倍3分法ファンド」により、分散投資+レバレッジという新しい運用方法が注目を浴びたことで、現在まで後を追うように色々なレバレッジ型バランスファンドが誕生してきました。

 

「東京海上・円資産バランスファンド(3倍型)」も〇匹目のドジョウという形で新規設定されるレバレッジ型バランスファンドとなります。愛称は「円奏会 三重奏」という中々のオサレ感。オサレ感満載なのに、まるで親の仇のように「グローバル3倍3分法に対抗」という名目で紹介してくるあたり、爽やかなキャラして実は腹黒という夜神月みたいなファンドですね。

 

新世界の神にでもなるつもりかい?

東京海上・円資産バランスファンド(3倍型)とは

要は「円奏会」にレバレッジをかけたもの

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出展:東京海上アセットマネジメント

 

上記資産配分比率のイメージは「円奏会」のものになりますが、三重奏も円奏会と同様に国内の株式15%・REIT15%・債券70%に投資します。しかし債券部分は国債先物取引を活用との事。海外株が人気の現在において、分散する資産は日本オンリーという日本資産特化型のファンドです。レバレッジ部分はマザーファンドの組入れ総額と国内の国債先物取引の買建玉の時価総額の合計値を原則として純資産総額の3倍程度とするそうです。

 

円奏会自体は優秀なファンド

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出展:東京海上アセットマネジメント

 

円奏会はモーニングスターアワードファンドオブザイヤーのバランス型部門で最優秀賞を何度も受賞しており、楽天証券でのファンドスコアも★5です。信託報酬がちょっと高めの0.924%(税込)ということで一般NISAは対象ですが、つみたてNISAの対象ではありません。1年実績のトータルリターンは4.66%ということで、国内資産ゆえにリターンは控えめとなっております。

 

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円奏会は毎月決算型が人気で、2012年11月設定来の純資産額も7056億円と桁違いです。ボラティリティの低い日本国債多めのポートフォリオなので、安定の防御力で基準価額は横ばいを維持しつつ、分配金でリターンを出すという形ですね。タコ足分配のブラジル株式ツインαファンドとは大違いですが、ここ数年はジワ下がり傾向なのが気になるところです。もしかしたらちょっとタコ足化しているかもしれませんね。

 

 

対グローバル3倍3分法としての三重奏

三重奏はそれなりに優秀なファンドである円奏会(三重奏の債券は先物)にレバレッジをかけたファンドとなりますが、信託報酬は1.3475%(税込)ということで、レバレッジ型バランスファンドの中ではかなり高めの部類に入ります。国内の3資産しか分散していないのにこの信託報酬は強気ですね。グローバル3倍3分法は世界の10資産に分散して信託報酬0.484%(税込)なので、信託報酬に関しては対抗するどころか引き立て役にしかなってないような気がします。

 

 

資産配分比率はグローバル3倍3分法と似ていますが、レバレッジのかけ方や分散する資産内容が違いすぎるためバランス型とはいえ正直比較しにくいです。東京海上が日興アセットに対抗心むき出しなのはわかりますが、戦う土俵が違うのがなんとも。一方的にライバル視してくるキャラは大抵報われない法則なんですけど大丈夫ですかね。

 

まとめ

三重奏は日本国内の資産に分散した新しいレバレッジ型バランスファンドです。円奏会という既存ファンドの実績を活かしつつ、レバレッジで更なる利益を追求するという試みは、それなりに説得力があるので中々面白そうですね。円奏会のファンドマネージャーは中々の切れ者という話なので、三重奏も案外いい成績が残せるかもしれません。

 

しかし低迷している日本に資産全振り、かつ見るからにお高い信託報酬は購入者からすれば懸念事項であり、グローバル3倍3分法がある現在において、このファンドを積極的に選ぶ理由はあまりないでしょう。ただ三重奏というネーミングセンスは良いと思います。