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【日興アセット】グローバル3倍3分法(1年決算型)の運用報告書まとめ【マネジメント】

 

 

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グローバル3倍3分法(1年決算型)の運用報告書(全体版)が公開されました。その名の通り「全体版」なんで、全157ページという「なろう系小説」並のボリュームです。全部目を通したらエライ時間がかかりますので、重要そうなところだけ掻い摘んでまとめてみました。

 

こういう報告書作る人は大変やね

グローバル3倍3分法(1年決算型)運用報告書

設定以来の運用実績

2018年10月4日から開始されたグローバル3倍3分法は、2019年9月24日に第1期の決算を行いました。運用報告書は期中の運用状況の報告となり、全体版なので分散投資先を含めた運用実績が細かく記載されております。文字だらけ&数字だらけなので、PDF開いた瞬間に閉じたくなる衝動に駆られます。

 

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出典:日興アセットマネジメント

 

さて内容ですが、まず初めにグローバル3倍3分法の1期の運用実績ですが、基準価額10000円→12436円ということで24.4%の騰落率でした。基準価額で100万円購入していた人は124万円になったということなので、1年目から恐ろしいリターンを出したことになります。

 

日興アセットマネジメントの話では、グローバル3倍3分法は「常に買い時」という謳い文句があるため、ドルコスト平均法より一括投資の方が有効だそうです。私が知る中では基準価額で2000万円いきなりぶち込んだ人がいますが、1年で480万円のリターンなので一括の強さをいきなり証明してしまいました。元手ある人が羨ますぃ。

 

値上がり要因と値下がり要因

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出典:日興アセットマネジメント

 

値上がり要因

言わずもがな「国内REIT」です。2019年は国内の不動産市況が非常に好調だったため、資産300%のうち40%(国内REITは20%)を占めるREITが爆発力を発揮しました。また国内外で金利が低下したことから、国内REIT・海外REIT・国内債券先物・海外債券先物が上昇、追加のプラス要因となりました。

 

値下がり要因

今年問題となった「米中貿易摩擦」です。やったらやり返す壮絶な殴り合い「制裁関税」のおかげで市場は右往左往しまくりでした。警戒感から国内株式先物が下落し、また主要通貨に対して円が上昇したことにより、海外資産を保有したこともマイナス要因となったようです。

 

総経費率

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出典:日興アセットマネジメント

 

第1期の信託報酬は、増税前なので0.4752%(税込)でした。そして実質コスト「0.67%」という結果から、隠れコストは「0.1948%」となりました。0.67%が高いか安いかという話ですが、山崎元さんが解説していた3倍運用だから「÷3」で考えると、グローバル1倍は「0.2233%」でなので、リターンから考えてもかなり頑張っています。10%増税後の信託報酬は0.484%なので、第2期の実質コストは0.68~0.69%くらいでお願いしたいところです。

 

分散先の資産運用報告

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出典:日興アセットマネジメント

 

グローバル3倍3分法は、世界の「株式・REIT・債券」に分散投資しており、今回の全体版では先物以外の分散先の運用状況も報告されております。あくまで内訳なので、箇条書きでまとめました。

 

海外株式インデックス MSCI-KOKUSAI(ヘッジなし)マザーファンド

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出典:日興アセットマネジメント

 

基準価額の推移

23670円→23897円 +1.0%

 

値上がり要因

●米国や欧州の主要企業の決算が市場予想を上回った。

●米国において法人税の減税実施。

●米国が発動した中国製品に対する追加関税が景気を配慮した税率だった。

 

 

海外新興国株式インデックス MSCIエマージング(ヘッジなし)マザーファンド

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出典:日興アセットマネジメント

 

基準価額の推移

19084円→17087円 -10.5%

 

値下がり要因

●米国連邦準備制度理事会議長の発言などを受けて、米国長期金利の上昇懸念。

●米中貿易摩擦により世界的な景気減速懸念が強まった。

●新興国の通貨が対円で総じて下落。

 

海外リートインデックス(ヘッジなし)マザーファンド

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出典:日興アセットマネジメント

 

基準価額の推移

19813円→21714円 +9.6%

 

値上がり要因

●米国連邦準備制度理事会や欧州中央銀行が、追加利上げを見送った。

●オーストラリア準備銀行総裁が、政策金利の引き下げの可能性を示唆。

●米国の主要REITの底堅い決算内容が好感。

 

日本リートインデックス J-REITマザーファンド

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出典:日興アセットマネジメント

 

基準価額の推移

19343円→22341円 +15.5%

 

値上がり要因

●好調なオフィスビル市況などから不動産市況の回復傾向が示唆。

●J-REIT各社の業績が堅調。

●米国連邦準備制度理事会が追加利上げを見送ったため、国内長期金利が低下。

 

マネー・オープン・マザーファンド

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出典:日興アセットマネジメント

 

基準価額の推移

10171円→10165円 -0.1%

 

値下がり要因

●無担保コール翌日物金利がマイナス圏で推移。

 

まとめ

国内外のREITの爆発力が高いリターンの要因となったグローバル3倍3分法ですが、海外株式が思った以上に伸びなかったことと、新興国株式が上昇後すぐに下落し、やや右肩下がりなのが気になるところです。とはいえ、年始の世界的な株式下落では債券による防御力を発揮し、分散効果でマイナス部分を逆相関の資産がうまくカバーしながら3倍のレバレッジをかけて出た実績は、ファンドとして思惑通りの結果だったのではないでしょうか。

 

しかし2019年はREITの影響が強すぎたので、次期もこのような高いリターンが出せるかどうかはわかりません。どちらかと言うと第1期は「出来すぎた結果」だと思っています。

 

華々しい新人アイドルデビューを果たしたグローバル3倍3分法ですが、いつかどこかで市場という名のアイドル業界から「手厳しい洗礼」を受けるときがくるでしょう。洗礼に負けず、パイセンの執拗な虐めにも負けず、スキャンダルを出さずに淡々とベテランアイドルに上り詰めていけるよう、ファンとして見守っていきたいものですね。

 

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