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【現代の】SBI証券で株の注文をするとHFT業者に覗き見される件【錬金術】

 

 

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楽天証券にログインしたら「重要なお知らせ」がきていたので内容を見たところ、ちょっとした事件が起こっていたようです。

【ご連絡】(国内株式)楽天証券のSOR注文の仕組みについて

一部報道されている、SOR注文について、楽天証券の仕組みについてご説明いたします。楽天証券のSOR注文は受注時の東証の最良気配よりも有利な価格、あるいは同値でPTSに発注することにより、東証のみの場合より、良い価格で執行する(これを価格改善効果と呼びます)ことを目指しております。SOR注文を利用したPTSでの取引は成立可能な数量のみを執行するIOC注文を利用しており、PTSに注文をわずかの時間でも残すような注文方法は利用しておりません。

なんでいきなりこんなお知らせがきたのかというと、11月18日に日本経済新聞からSBI証券に関する以下の情報がリークされたからです。

覗かれる株注文データ 高速取引、個人に先回り

株の売買注文を出したら、何者かに瞬時に先回りされている――。個人投資家からこんな声が上がるようになったのは、つい最近のことだ。そしてその不満は、ネット証券最大手のSBI証券のユーザーからのものだ。市場でいったい何が起きているのか。探ると、超高速で売買を繰り返すHFT(ハイ・フリークエンシー・トレーディング)業者の関与が見えてきた。

 

つまり、どういうことだってばよ?

SBI証券は個人の注文がHFT業者に丸見え

100ミリ~300ミリ秒という刹那の世界

SBI証券で株の売買をSOR注文で発注すると、100ミリ~300ミリ秒という超短時間ではありますが、個人の注文情報を見ることが可能な状態でした。この注文情報をミリ秒単位の間にシステム売買するHFT業者がキャッチすることで、注文を先食いし、差分で利益を出していたという事実が発覚しました。

 

よくわからんからジョジョで例えてくれ


個人投資家:

売り板に1株1000円で1000株の売り。良お~しよしよしよしよし、いいぞ買い時だ。1000株成行買いでSOR注文をだすぞ、今すぐにっ!

 

HFT業者:
お、バカが成行買いで注文出してきたな。ザ・ワールド!時よ止まれ!・・・さて、このバカの注文は一旦止めて、買おうとしていた1000株はこのHFT業者様が先に買わせてもらう。買った1000株は1株1100円の指値で即座に売り板へ!このバカの成行買い注文にぶつける!そして時は動き出す!URYYYYY!

 

個人投資家:

あ…ありのまま、今起こった事を話すぜ!「俺は1株1000円で1000株買ったと思ったら、いつのまにか1100円で1000株買っていた」な…何を言っているのかわからねーと思うが、俺も何をされたのかわからなかった… 頭がどうにかなりそうだった…催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…。

 

HFT業者:

フハハハハ!簡単に10万儲かったわ!最高にハイってやつだ!

 

いや、時止めじゃなくて超スピードだからね

 

SBI証券は速攻で弁明

本日、一部報道機関において、当社が2019年10月から「SOR(スマート・オーダー・ルーティング)」に「TIF(タイム・イン・フォース)」を導入したことにより、超高速で売買を繰り返すHFT(ハイ・フリークエンシー・トレード)業者が、東京証券取引所に回送されるSOR注文を先回りして同取引所で約定できる可能性が報道されましたが、2019年11月18日現在において、TIFの設定時間は0ミリ秒となっております。

なんかHFT業者が先回りしているって報道されちゃったけど、2019年11月18日の時点でTIFの設定時間は0ミリ秒だよ?HFT業者が注文を覗き見出来る時間なんてあるわけないじゃん?先回りなんて出来るわけないじゃん?って言い分ですね。

 

なるほど、0ミリ秒ならその可能性はないな

 

これまでも当社のお客様は、発注毎に「SOR」、「東証」、「PTS」から選択することができましたが、特に2019年8月のPTS信用取引開始後、東京証券取引所とPTSの分割約定等を理由として、発注の際の初期設定を「SOR」、「東証」、「PTS」から選択できるようにしてほしいとのご要望があり、既にシステム開発に着手しております。報道においては、「TIF(タイム・イン・フォース)」の設定時間が「100ミリ~300ミリ秒」との記載がありましたが、2019年11月18日から「0ミリ秒」としております。

 

0ミリ秒にしたの昨日からじゃん

 

なんか文の前半はさもやってないような言い回しでしたが、文の後半で実はやってましたと、さりげなく、ホントにさりげな~く認めちゃってます。こんな火に油を注ぐような弁明の仕方するもんだから、SBI証券の現ユーザーは激おこぷんぷん丸です。

 

SBIホールディングスの株価急落

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まぁわかりきったことですが、チャートは正直ですね。これで済めばマシなほうですが、今までSBI証券で株取引をしていたユーザーは今回の件で気分を害したのか、こぞって別の証券会社へ移動開始しているようです。株取引をしていないユーザーは直接的な実害はないのでそのまま使い続けても問題はありませんが、信用していい証券会社なのかと問われたら、オススメする人は少なくなるんじゃないでしょうかね。

 

まとめ

今回の一件はネット証券界隈に衝撃が走る事件となりました。今までネット証券はSBI証券と楽天証券の2強となっておりましたが、ここにきてSBI証券の牙城が崩れたかもしれません。楽天証券はいち早くこれを察したのか、重要なお知らせで「うちはSBI証券みたいなことはしてないよ」と知らせてきたので、ひとまず安心ということにしておきましょう。SBI証券でSBI・バンガード・S&P500を積立する計画を以前たててましたけど、ちょっと考え直したくなりますなぁ。