つみたてパラダイム

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【六本木】山崎元が斬る!グローバル3倍3分法イベントレポートを読んで【東京ミッドタウン】

 

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2019年10月26日(土)の午後3時3分に、六本木・東京ミッドタウンで行われたグローバル3倍3分法の公開対談イベント「山崎元が斬る!グローバル3倍3分法」のイベントレポートが日興アセットマネジメントのHPで公開されました。私は当日のライブ配信を見ることが出来ませんでしたので、こういうまとめは非常にありがたいですね。

 

山崎元が斬る!グローバル3倍3分法

登壇者はこの2人

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山崎 元(やまざき はじめ)

経済評論家。楽天証券経済研究所客員研究員。(株)マイベンチマーク代表取締役。1958年北海道生。1981年東京大学経済学部卒業、三菱商事に入社後金融関係の会社に12回の転職を経て現職。資産運用を中心に経済一般に広く発言。将棋、囲碁、競馬、シングルモルト・ウィスキーなどに興味。

 

「ヤマゲン」の愛称で呼ばれ、「世の中にある運用商品の99%以上は、はじめから検討に値しないクズ」と言い切る、色々な意味で大人気の辛口経済評論家。変幻自在に様々な角度から歯に衣着せぬ強力な物言い(パンチ)を放ってくるブライアンホークのようなスタイルが特徴。

 

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有賀 潤一郎(ありが じゅんいちろう)

日興アセットマネジメント(株)、商品開発第一部 部長。1993年4月日興證券投資信託委託(株)(現 日興アセットマネジメント(株))入社。株式トレーディング業務を経験した後、1995年以降一貫して投資信託の商品企画および提案に携わる。2015年1月より現職。国内リテール向け商品開発を手掛ける。慶應義塾大学商学部卒業。

 

構想15年を経て、グローバル3倍3分法を世に誕生させたお方。今回の対談イベントにあたって、山崎さんからグローバル3倍3分法についてどんだけ攻撃されるか戦々恐々だったらしい。イベント終了後の振り返りで対談について色々感想を述べてましたが、とてもお疲れのご様子でした。

 

イベントレポート読んだ感想

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出展:日興アセットマネジメント

 

山崎さんは辛口評論家と言われていますが、読んだ限りでは概ねグローバル3倍3分法に好意的な意見が多いように感じました。まぁこれもビジネスの1つですから、多少ヨイショしている可能性も否定は出来ませんがね。とはいえ、一応弱点についてはそれなりに斬りこんでいたので、緩急のついた対談だったのではないでしょうか。

 

以下、注目した内容です。

 

信託報酬はどういう考えで設定した?

0.484%(税込)はレバレッジ型バランスファンドではかなり安い部類になります。色々分散してレバレッジかけているのに安く設定出来た理由については確かに気になっていました。1倍だったら0.161%(税込)って考えると、eMAXIS Slimバランスが0.154%(税込)なんで結構頑張っている部類に入ります。

 

→回答

インデックス運用(指数連動)でコスト削減しつつ、たくさん買ってもらって長期保有してもらうことで、長い目で回収していこうという想いからだそうです。これについては山崎さんもリーズナブルというか真面目にやっていると称賛していました。まぁ純資産総額が伸び続けているので回収は容易でしょう。とりあえず引き下げを期待しておきます。

 

運用がうまくいかなくなる場合は?

グローバル3倍3分法の穴というかリスク部分について、かなり詳細に書かれていました。山崎さんは現在は逆イールドだから素晴らしい結果が出ているけど、これが順イールドになったときヤバイんじゃね?って指摘していました。早い話、金利が上昇したらどうなっちゃうの的な内容です。

 

→回答

債券のリスクは株式とREITの比率に比べると、純資産1単位当たりで言うと「軽い」との事で、金利上昇による債券の動きは特に問題視していないようです。むしろ株式とREITの動きの方が重要であり、リーマンショック時のシミュレーションでは株式とREITが売られて債券が買われていたため、最大ドローダウンは株式100%に比べて抑えられたと説明しています。

 

最大の恐怖は、金利上昇による債券下落と株式・REITが同時に売られるジェットストリームアタック状態ですが、2013年の5~6月に起こった「バーナンキショック」がこれに該当したそうです。

 

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出展:日興アセットマネジメント

 

しかし年間通してみると大きなマイナスとはならず、+28.5%というシミュレーション結果に。商品設計として、株とREITと債券が長期的に売られ続ける事は想定していないという回答でした。まぁ想定していないだけで起こらないとは限りませんので、保有するにあたってそこらへんは理解しておく必要がありますね。

 

信託期間の延長はあるのか?

長期投資してもらいたいという思いはありつつ、信託期間が10年という矛盾。10年後に強制償還されてしまうことを理由に、購入候補から外れている話もちらほら聞きます。

 

→回答

商品組成時に一旦10年の設定をしているが、その後運用資産の流出入や運用の可否、持続可能性等をチェックした上で期間の変更等をすることがある、ということで絶対に10年で償還するというわけではなさそうです。これについては希望的観測になりますので、そうなるといいなぁというレベルで期待しておきましょう。

 

まとめ

山崎さんがグローバル3倍3分法を小太刀二刀流で八つ裂きにしてくるかと思っていましたが、実際は逆刃刀で軽く殴る程度で済んだ模様です。低コストのバランスファンドにレバレッジをかけたものという無難な性質上、あまり斬りこめるところがなかったのかもしれません。個人的に改めて理解が深まったので、引き続き買い増ししていきます。