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【新しい】ソーシャルレンディングを考察してみる【資産運用】

 

 

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最近何かと話題になっております「ソーシャルレンディング」。TVCMでも積極的なアピールが始まっており、全盛期の仮想通貨を彷彿とさせます。よく「世間が騒ぎ出したらブームの天井」と言われており、妖怪ウォッチしかりシャンシャンしかりタピオカしかり、急上昇からの急降下と栄枯盛衰は世の流れです。ソーシャルレンディングは、衰退することなく新しい投資の形として広く浸透していくのでしょうか。

 

タピオカは辛うじて生きてるけどね

ソーシャルレンディングとは

お金を貸して利息をもらう

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出典:クラウドバンク

 

簡単に言うと、仲介業者がお金を借りたい企業とお金を貸したい人をネット上でマッチングさせる仕組みです。お金を借りる企業は仲介業者と金融消費貸借契約を締結し、借りたお金で事業を行います。事業が成功するかどうかわかりませんが、一定の期間が過ぎたら利息つけて返済してもらい、仲介業者がマージンをとり、残りを投資家に分配するというシステムですね。

 

闇金ウシジマくんぽく例えると、投資家が期限付きで貸したお金をヤ〇ザが取り立てに行き、利息付で回収出来たらヤ〇ザに報酬をあげて残りをもらう、というイメージです。

 

ちょっとぉぉぉ!その言い方っ!

 

仲介業者とお金を借りたい企業がどのような内容の金融消費貸借契約を締結しているかわかりませんが、少なくともウシジマくんのような凄惨な事にはなっていないと思います、多分。

 

ソーシャルレンディングのメリット

お金を貸すだけ

お金を貸すだけなので、知識や能力にあまり左右されません。FXや株式はある程度勉強しないと相場に食われる可能性が高いので、ぽっと出の素人には厳しい戦場となりますが、ソーシャルレンディングはお金を借りたい企業の返済能力と事業内容を見極めるだけです。そしてその見極めは仲介業者がやってくれます。

 

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出典:クラウドバンク

 

お金を貸しても大丈夫そうなファンドだけを投資家に流してくれるので、投資家は流れてきた内容を見て投資をするだけとなります。忙しい人にこの手軽さは非常にありがたい。

 

チャート見なくていいの?やったー!

 

利回りが高い

現在募集中のファンドだけでも、普通に目標利回りが5.2~6.8%です。投資信託と比べるのは筋違いですが、もうこの時点でかなり強気なパフォーマンス設定してます。ホントにこんな利回りを出せるっていうんですか、奥さん?

 

実際に資金を募集して運用が開始され、滞りなくちゃんと終了したファンドはたくさんあるようなので、ささっと結果を見てみましょう。

 

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出典:クラウドバンク

 

2019年4月8日~2019年9月30日の運用期間6ヵ月で行われた「太陽光発電ファンド」です。2000万円を募集して176名が出資して開始されました。

 

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出典:クラウドバンク

 

6ヵ月間の運用で1ヵ月毎に利息がついており、10000円を投資した場合、最終的に合計で「322円」の利息がついたことになります。「6ヵ月でたった322円かよ、少なっ!」って思った人は多いでしょう。でも年利にしたら6.44%です。これ結構ヤバいです。

 

目標利回りを6.9%で設定して結果が6.44%、相当な結果だと思います。仮にこのファンドに1000万円出資していたら、6ヵ月で322000円の利息がついたことになります。銀行にお金を預けると利息つきますけど、現在みずほ銀行は定期預金金利が「0.01%」なので、1000万円預金しても利息は1000円、6ヵ月だったら500円程度です。そう考えるとこのファンドは短期決戦で凄まじいパフォーマンスを出していることになります。

 

数字だけ見ると凄いのだが、はてさて

 

貸し倒れ率が低い

クラウドポートの調査によると、直近3年のソーシャルレンディング業界で起こった貸し倒れ率は1.47%らしいです。ファンド100件中1~2件は投資資金が戻ってこなかったということですね。1件に100万円投資しないで100件に1万円投資をする、いわゆる分散投資はここでも有効となりそうです。まぁ仲介業者がアボーンしたら元も子もありませんが。

 

募集ファンドの中には「担保」をつけているものがあります。何らかの理由で返済が出来なくなった場合は担保を売却して資金繰りをするようなので、担保つきのファンドを選んでおくとリスクを抑えられるようです。質屋でお金借りるのに似てますね。

 

このアイスソードを担保に、お金を貸してくれ!

 

ソーシャルレンディングのデメリット

元本割れがある

投資につきものです。ファンドが目標を達成出来なければ当然起こりえます。仲介業者がある程度見極めをしても、未来は誰にもわかりません。覚悟のうえで臨みましょう。

 

募集ファンドがない場合がある

ソーシャルレンディングは、魅力的なファンドが新規募集を開始すると応募が殺到し、一瞬で募集が終了します。そのため「投資をしたい」と思っても募集ファンドがない場合は、物理的に出来ません。特に大手仲介業者はその信用度から人気が非常に高く、1億円募集のファンドがものの数分で締め切りになることも少なくないそうです。ラブライブのチケット争奪戦みたいな狂気のカーニバルが都度開催されているイメージですね。

 

貸し倒れがある

貸し倒れ率は低いですが、世の中何があるかわかりません。貸した企業が倒産した場合は投資資金をまるっと失うことも想定しておくべきでしょう。

 

返済遅延がある

「頼む!あと1ヵ月だけ待ってくれ!」、ウシジマくんあるあるです。でも返済が遅くなるだけで、ちゃんと返ってくることがほとんどのようです。ただし「返済するとは言った。だがいつまでに返済する、とまでは言っていない・・・その気になれば5年、10年先ということも・・・」という展開も十分ありえるかもしれません。

 

資金が拘束される

投資を開始したら、運用終了まで引き出すことは出来ません。急な入用を想定して余剰資金でやりましょう。

 

結果にそれなりの時間がかかる

運用期間は短いもので3~6ヵ月、長いもので2~3年のファンドがあります。選択は自由ですが、ある程度時間がかかってしまうのはしょうがないです。長期投資の宿命だと思って割り切りましょう。

 

仲介業者がやらかす可能性もある

ネット融資仲介最大手「maneo」を提訴 投資家ら

インターネット上で融資を仲介する「ソーシャルレンディング」と呼ばれる金融サービスをめぐり、虚偽の説明で資金を集め目的外に流用したとして、全国の投資家54人と法人3社は8日、業界最大手「maneoマーケット」(東京)などを相手取り、計約11億円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に提起した。原告代理人によると、請求額は同種の訴訟で過去最高。

業者選びを慎重にやったとしても、こういうことは普通に起こりうるわけで。正直自分が気を付けてても、相手がやらかしたらどうしようもないです。もはや「もらい事故」と思うしかないですね。

 

デメリット結構多くね?

 

まとめ

つみたてNISAは積み立てる商品について過去のデータや現在の状況など様々な要因を踏まえて選択する必要がありますが、ソーシャルレンディングは仲介業者が厳選したファンドの中から選択して投資する分クッションが効いています。ファンドの内容が気に入らなければ投資しなくて良いので、手軽さはありますね。

 

ファンドに期限付きで投資をし、満期で元本+利息が返還されたらそれをまた再投資する運用であれば、積立投資のような複利が期待出来ます。つみたてNISAのような自動設定は出来ませんが、小額から始める投資としては中々魅力的です。闇金ウシジマくんをリアルで体感したい人には面白い資産運用でしょう。

 

でも実際そんな旨い話ありますかね?ぶっちゃけソーシャルレンディングは「怪しい投資の代表格」なんて噂されてるんですけど。元本割れずに期待通りの利回りが出るなら「現代の錬金術」だってもっと世間は騒いでると思うのですよ。

 

よろしい、ならば検証だ。「行動で示す奴しか俺は信用しねェ」ってウシジマくんも言っていますので。