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【SBI証券】SBI・バンガード・S&P500 VS 楽天・全米株式【楽天証券】

 

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つみたてNISAで米国株式に投資をするなら、少し前までは「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」と「楽天・全米株式」がもっぱら比較の対象となっておりましたが、現在は「SBI・バンガード・S&P500」と「楽天・全米株式」という図に変わりつつあります。もはや商品の比較というより、「SBI証券 VS 楽天証券」みたいな争いです。

 

両証券会社のフラグシップ商品であるこの2つ。今夜のご注文はどっち!?

 

商品・ETF・証券会社で比較してみる

「SBI・バンガード・S&P500」と「楽天・全米株式」

まずは商品の基本情報を比較してみます。

 

  SBI・バンガード・S&P500 楽天・全米株式
運用方針 「バンガード・S&P500ETF」を通して、米国の代表的な株価指数であるS&P500指数(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。 米国株式市場の動きをとらえることを目指して、CRSP USトータル・マーケット・インデックス(円換算ベース)に連動する投資成果を目標として運用を行います。
ETF VOO VTI
ベンチマーク S&P500株価指数(円換算ベース) CRSP USトータル・マーケット・インデックス(円換算ベース)

信託報酬

0.0938%(税込) 0.1620%(税込)
設定日 2019/09/26 2017/09/29
純資産
(2019/10/05時点)
2,091百万円 57,088百万円
取扱い SBI証券のみ SBI証券・楽天証券・他

 

まとめると、SBI・バンガードは「VOO」を、楽天・全米は「VTI」を買うだけ。買うだけの運用だけど、信託報酬差は「0.0682%」で、SBI・バンガードが割安。設定日はちょうど2年差があり、それによる純資産差が大きい。SBI・バンガード20億円に対して楽天・全米は570億円です。

 

どうしても信託報酬に目がいっちゃう!

 

 「VOO」と「VTI」のパフォーマンス比較

大きな違いは銘柄数です。VOOは米国の大型株「500銘柄」、VTIは「3637銘柄」となっており、VOOの厳選された大企業500銘柄に対して、VTIは「全米」という名の通り中小企業の株を含んでいます。この違いはどのように影響してくるのでしょうか。早速それぞれのパフォーマンスを見てみましょう。レポートはバンガード社のHPから拝借です。

 

バンガード・S&P500 ETF(VOO)

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出典:バンガード・インベストメンツ・ジャパン

 

市場価格に基づくトータル・リターンの平均は12.28%。10000ドル投資してたら9年で30000ドル(3倍)くらいになったという結果でした。うへぇ、凄いナリ。

 

 

バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)

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出典:バンガード・インベストメンツ・ジャパン

 

市場価格に基づくトータル・リターンの平均は13.85%。10000ドル投資してたら10年で34000ドル(3.4倍)くらいになったという結果でした。こっちも相当ヤバたにえん。

 

どちらも2008年のリーマンショック後からの設定になっておりますが、急落した株価の戻りは中小企業を含んでいたほうが勢いがあると考えられます。また大企業はある程度成長しきってしまうと伸び悩む時期に入るので、VTIのトータル・リターンの大きさは伸びしろのある中小企業が後押ししていることが要因かもしれません。

 

なるほど、中小企業効果でVTIの圧勝だな

 

「VOO」と「VTI」のトータル・リターン比較

VOOとVTIは設定日にずれがあります。VOOは2010年9月7日開始、VTIは2001年5月24日開始とVTIの方が歴史が倍近く長いです。先ほどVOOの平均年利は9年で12.28%、VTIは10年で13.85%と計算しましたが、VOOに合わせて2011年~2018年(2010年は4ヵ月分なのでカット)の8年間で計算した場合は以下となります。

 

  VOO VTI
2018 -4.47% -5.20%
2017 21.74% 21.17%
2016 12.04% 12.74%
2015 1.32% 0.37%
2014 13.64% 12.57%
2013 32.31% 33.48%
2012 16.01% 16.45%
2011 2.04% 1.00%
平均 11.83% 11.57%

 

なん、だと・・・?

 

SBI証券で買うか、楽天証券で買うか

「SBI・バンガード・S&P500」と「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」比較したときと同じように、単純に信託報酬差を楽天カードで取り返せるかどうか、です。

 

 

実質コストは考慮しません。毎月の積立金額を33333円、年利5%、積立期間20年でシミュレーションし、20年間でかかる信託報酬の差「0.0682%」のみを算出してみました。

 

-20年平均年利「5%」の場合-

  積立元本+増えた額 コスト
1年目 ¥410,748 ¥280
2年目 ¥842,034 ¥574
3年目 ¥1,294,885 ¥883
4年目 ¥1,770,377 ¥1,207
5年目 ¥2,269,645 ¥1,548
6年目 ¥2,793,875 ¥1,905
7年目 ¥3,344,318 ¥2,281
8年目 ¥3,922,282 ¥2,675
9年目 ¥4,529,144 ¥3,089
10年目 ¥5,166,350 ¥3,523
11年目 ¥5,835,416 ¥3,980
12年目 ¥6,537,935 ¥4,459
13年目 ¥7,275,581 ¥4,962
14年目 ¥8,050,108 ¥5,490
15年目 ¥8,863,362 ¥6,045
16年目 ¥9,717,279 ¥6,627
17年目 ¥10,613,891 ¥7,239
18年目 ¥11,555,334 ¥7,881
19年目 ¥12,543,849 ¥8,555
20年目 ¥13,581,790 ¥9,263
合計 ¥82,466

「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」のときと同じように、信託報酬差は楽天カードの20年80000ポイントではひっくり返せません。ここでもハッピープログラムを駆使して差を縮めるという作業が必要になりそうです。

まとめ

●SBI・バンガードの方が、やや平均年利が高い。

●SBI・バンガードの信託報酬差分を楽天カードで補うのはキツイ。

●楽天証券でSBI・バンガードが買えるようになったら最強。

 

あまり参考になりませんが、SBI・バンガードと楽天・全米の8年間平均年利をVOOとVTIをベースにして年40万円20年で積み立てた場合、

 

  SBI・バンガード(VOO) 楽天・全米(VTI)
平均年利 11.83% 11.57%
元本 800万円 800万円
20年後 3,004万円 2,911万円

 

という中々夢のある金額になります。実質コストなどの細かい数値を「誤差の範囲」と思えるならば、正直どちらを選んでも良いと思います。それくらいこの2つは良い商品です。少しでも利益を追求するなら、SBI証券の「SBI・バンガード・S&P500」を選んでおけば間違いないでしょう。バフェットさんもオススメの逸品です。

 

「SBI・バンガード・S&P500」と「楽天・全米株式」は、両方とも米国株式に特化したインデックス投資信託です。米国の厳選された大企業のみに投資するか否かの違いだけですが、今はパっとしない中小企業の中にも凄まじいポテンシャルを秘めている企業がいっぱいあると思っています。「楽天・全米株式」はその将来性を期待して選ぶのもありでしょう。

 

余談

今のインデックス投資信託は、その商品の純粋な魅力を謳うよりも「低コスト」を謳ったほうが顧客を奪えます。類似商品を買うなら少しでも安いほうが良いですしね。でも安いからすぐに飛びつくのではなく、商品内容を理解し、納得した上で最終的に安いほうを選ぶことが大事だと思います。よく知りもしない適当に選んだ相手と20年間寄り添えますか?つみたてNISAの商品は「結婚を前提としたお付き合いをする相手」なのです

 

人は無我夢中に急いで結婚するから、一生悔いることになる・・・